タプロゲ式自己逆洗フィルタ PR-BW100-FC型
冷却水ならびに多用途流体の精密濾過フィルタ
PR-BW 100-FC型フィルタは、流体の精密濾過が可能なフィルタです。 PR-BW 100型フィルタを元に、「アクティブエレメント」を基礎技術に設計され、最大約12,000㎥/hの流入流量の処理が可能です。エレメントの濾過精度は50-1,000ミクロンで、貝の幼生などの生物汚損からの保護に特に適しています。
仕様
適用可能流量: | < 200 - 約 12,000 m³/h |
標準接続口径: | 100 - 1,200 mm |
濾過精度: | 50 - 1.000ミクロン |
フィルタカートリッジ材質: | カートリッジはプラスチック樹脂製、溝スクリーンはステンレス鋼 |
ハウジング材質: | 構造用炭素鋼(接液部ゴムライニング)、ステンレス鋼 |
設計温度: | 最高80 °C |
制御盤: | シーケンサ制御方式 |
特別仕様: | 要求に応じて検討 |
技術的特徴とメリット
特許取得済みのフィルタカートリッジは、PR-BW 100-FC型の心臓部です。 既に知られている濾過方式と異なり、タプロゲのフィルタカートリッジは可動式のスリットを持つ「アィティブエレメント」から構成されています。 濾過運転中には「アクティブエレメント」のスリットは一定の間隔に固定されますが、洗浄時は逆洗流によって自らスリット間隔を広げ、引っかかっている微細異物を遊離させ除去します。
「アクティブエレメント」を採用することで、機能面の安全性が向上しました。この「アクティブエレメント」は従来型のフィルタエレメントよりも必要とする逆洗速が小さいため、低流速環境における異物除去性能の信頼性が高まりました。
従来の逆洗式フィルタと比較してもコンパクトなPR-BW 100-FC型の設計を可能にしたのは、「アクティブエレメント」の採用に伴う性能向上によります。設置スペース、配管工事の施工性、機器へのアクセス性おいて優れています。 ハウジングの半分を回転させることにより、既存の配管に合わせてフィルタを柔軟に調整、設置することができます。 これにより、据付費用の軽減が可能です。
運用コストの影響要因、例えば逆洗流量、フィルタ圧力損失値などは、あらかじめ計画設定することができ、経済的最適化を図ることができます。
納入実績
100台以上
© TAPROGGE Gesellschaft mbH