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KLAREN 熱交換器洗浄機

はじめに

流動床からチューブへ固体粒子が流れる垂直型の熱交換器は、シェルとチューブの一体型となっており、従来の熱交換器では、数週間、数日、ときに数時間のうちに重い汚れに晒されるチューブ内を清浄な状態に保つことができます。 ガラス、セラミック、または金属(金属ワイヤ)製の直径1.5~5㎜の粒子は、熱交換器内のチューブの内壁を優しくこする作用をもたらします。 この作用により、チューブ内に汚れが堆積することを未然に防ぎ、熱交換内面の清浄性を保ちます。これにより、一定の熱伝達率を維持します。洗浄効果だけでなく、従来の熱交換器と比較すると、粒子はより低い流速で熱伝達を高め、圧力低下を減らします。 粒子の汚れ除去率が汚れの堆積率を超える場合は、ゼロファウリングを実現できます。



動作原理

自浄式流動床熱交換器の動作原理は、垂直型のシェルとチューブ一体型熱交換器のチューブ内の固体粒子の循環に基づいています。液体は、特殊設計のインレットおよびアウトレットチャネルを持った熱交換器のチューブを上方向に流れます。 粒子は、既設管を使ってインレットチャネルに供給され、全てのチューブに均等に分配されます。 液体の上向きの流れによって流動化された粒子は、チューブ内に穏やかな洗浄効果を生じさせ、ファウリングの初期段階であらゆる堆積物を除去します。 チューブ通過後の液体からセパレータで分離された粒子は、専用管を通ってインレットチャネルに戻され、このサイクルが繰り返されます。

インレットに供給される粒子の量を制御するために、液体の熱交換器への流れの一部が利用され、粒子を底部隅からインレットチャネルに押し込みます。 粒子量は、洗浄作用に影響するパラメータのひとつです。 その他のパラメータは、粒子の大きさ、材質、そして液体の流速です。

この自浄式熱交換器は、硬いか柔らかいかを問わず、生物由来、結晶化、化学的、粒子汚れ、あるいはそれらの複合的な汚れなど様々な種類の堆積物を効果的に除去することができます。 水溶液や油、スラッジといった幅広い液体に適用できます。

エネルギー性能の向上

自浄式熱交換器なら、配管を清浄に維持し熱伝達を一定に保つことができ、エネルギー効率が向上します。

  • クエンチ水にシェルとチューブ一体型熱交換器を用いた場合では、運転から20日以内に熱交換計数が50%になります。自浄式熱交換器の熱交換係数は持続します。
  • 低い流速と短い配管のため、多くの場合ポンプ容量は小さくなります。上述のプラントでは50%を超える低減が図れました。
  • 排水を濃縮する蒸発器に自己洗浄流動床技術を採用すると、膜式蒸発器と比べると、再循環流でも汚れの問題なく高い固形物形成を達成することができます。 そのため、水分回収率が上がり、劣化が劇的に減少します。 ゼロリキットディスチャージを達成するために噴霧乾燥機を加えると、噴霧乾燥機と組み合わせた自己洗浄型熱交換器の総エネルギー消費量は、膜式蒸発器のエネルギー消費量の60%に過ぎませんでした。 この主な要因は、KLARENの技術によって排水を更に濃縮でき、体積流量が小さくなり、噴霧乾燥に必要なエネルギー量が抑えられたためです。
  • 管式熱交換器は、水を使った蒸発反応から熱を回収します。 熱はプロセスの別のステージで使用されます。 熱交換器の化学成分を用いるコンポーネントの汚れは、熱伝導係数の低下を引き起こし、熱回収能力を低下させます。ファウリング層が堆積すると、別の場所での加熱プロセスのためにますます多くの蒸気を使用しなければならなくなります。 自己洗浄型熱交換器では、発熱反応からの熱回収は一定のままであり、蒸気を使用する必要はありません。

Support

Icon Klaren Tel: +49 2335 762-0
E-Mail: info@taprogge.de