ボール捕集器 D2型
世界中の発電所の効率最大化を図る最新技術
ボール捕集器D2型のタプロゲ式ボール洗浄装置は、熱交換器や復水器の冷却配管: 適用冷却水 約4,000 – 90,000 m³/h を自動で連続的に機械洗浄します。 流体力学的に最適化され、逆洗可能な「屋根型形状」に配置された2枚の半楕円形のスクリーンを備えており、熱交換器の入口部からボール注入ノズルを介して投入されたタプロゲ洗浄ボールを冷却水から分離する役割を担います。洗浄ボールは、ボール循環換ユニット(ボール循環ポンプ、ボール回収器など)により熱交換器入口まで戻され、再び冷却水流に戻されます。装置は、シーケンサにより制御され、プラント運転中でも必要な情報を基に洗浄プロセスを確実に実行するようプログラミングされています。
仕様
型式: | D2型 |
適用水量: | 4,000 – 90,000 m³/h |
接続可能口径: | 800 – 3,600 mm |
スクリーン仕様: | 直立型、溶接部なし |
材質: | 構造用炭素鋼(接液部ゴムライニング) |
設計温度: | 80 °C |
制御盤: | シーケンス制御方式 |
オプション: | ボール循環監視装置(BRM) ボール循環効果監視装置(BEM) |
特別仕様: | 対応可能(例: 防爆仕様) |
据付: | 対応可能 |
技術的特徴とメリット
- タプロゲ式ボール洗浄装置は、熱交換器の熱伝導を維持し、ミクロファウリングによる問題を解決します。
- システム全体の効率に加えて、モジュール構造ゆえの信頼性と永続性にも妥協はありません。ボール注入ノズル、逆洗可能なスクリーンを備えた捕集器、ボール循環ポンプ、ボール回収器、制御盤からなる循環ユニット、いずれのモジュールもシステム構成機器として設計されています
- モジュール設計により、当社のプロジェクトエンジニアは実際の納入経験から得たノウハウを基に、柔軟にシステムを構築できるようになりました。材質の選定はもとより、捕集器やボール循環ポンプなどのモジュールを含むプロセスエンジニアリングの原則に基づいたカスタマイズによって、お客様ごとに異なる課題を解決に導きます。
- スクリーンを屋根型に配置したことで、短い据付期間を可能にします。
安全性
「私たちの経験はお客様の安全に繋がります」
- スポンジゴムボールを使用した連続細管洗浄装置のイノベーターおよびマーケットリーダーとして、私たちは自分たちの行いに自覚的です。
- 世界で最も多種の洗浄ボールの品揃えで、お客様のプラントの最適運用と個別の課題に貢献できます。
- タプロゲ式ボール洗浄装置の上流に、マクロファウリング対策としてタプロゲ式PR-BW型フィルタを設置すると、良好な熱伝道の維持がより継続的に期待できます。
製品の特長
- TAPROGGE社内の研究室で達成された最適化により、可能な限り圧力損失を抑えることに成功しました。
- 誘導される瞬間的な流水量が吸入口での閉塞を効果的に防止します。
- スクリーン面は基本的に直立バーで構成されており、繊維の交差や結び目の発生、汚れを防ぎます。
- スクリーン表面は、腐食を防ぐための支え構造のため溶接されていません。
納入実績
4,800台以上
© TAPROGGE Gesellschaft mbH