MSFプラントのスケーリング対策
MSF装置の細管洗浄
MSF(Multi-Stage Flash、多段フラッシュ法)は熱による脱塩プロセスです。一般的に海水と汽水が原水として使われます。
ミクロファウリング、特に堆積物の硬質化(スケーリング)はMSF装置の熱効率を著しく損ないます。 手作業による洗浄が必要となる計画外停止は避けられず、装置が損傷を受けることにもなりかねません。 その対策には、タプロゲ式ボール洗浄装置が効果的です。MSF装置の熱効率を保ち、スケーリング防止剤の使用を減らします。計画外停止を防ぎ、装置の損傷も防ぎます。 タプロゲ式ボール洗浄装置は、ヒートリジェクションセクションとヒートリカバリーセクションに個別に設置することで装置の効率化に寄与します。 長年に渡り、世界基準となっています。
多くのタプロゲ式ボール洗浄装置が、世界中の飲用水が不足している地域の大規模なMSF淡水化プラントで稼働しています。 装置の効率化だけでなく、エネルギーを有効利用し、化学薬品の使用を抑えることによって環境への負担軽減に貢献しています。
タプロゲ式ボール洗浄装置は、IN-TA-CT®の他のモジュールと簡単に組み合わせることができます。
タプロゲ式高性能フィルタをシステム後流に設置することで、MSF装置の閉塞を防ぎ、正常なボール洗浄運転を確保することができます。
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