タプロゲの応用技術
様々なサービスを提供しますが、ゴールは1つ: 効率の追求です。
タプロゲには蓄積されたノウハウがあり、何十年にも渡る経験とそこから得た知識があります。これらを基に、最大限の効率を目指してアドバイスやサポート、そしてトレーニングを提供しています。
応用技術に関するコンサルティング
応用技術を用いて理想的なタプロゲシステムの運用のための推奨事項をご提案することができます。すべてのタプロゲ構成機器(IN-TA-CT®)および熱交換器、さらにシステム全体を対象とします。洗浄ボールも他の要素と同様にコンサルティングに重要なツールとなります。
用いる指標:
- 現地調査と洗浄ボールの分散試験結果
- ファウリング、スケーリング、腐食などの状況
- 冷却水、熱交換器の取替などの運転条件の変化
タプロゲシステムの最適運用のための提案を行います。
改善や修正などの提案例:
- 洗浄力の強化
- 洗浄頻度
- 洗浄ボールの循環/分散
- 洗浄ボールの再選定
- システム構成機器の再構成
- フィルタの設置
コンサルティングの目的は、設置いただいたタプロゲシステムをプラント全体の効率、さらには経済効率性の最適化に活用していただくことです。
お問い合わせ先: info@taprogge.co.jp
現地調査
熱交換機の検査:
熱交換器検査は、起こりうる障害を特定し、熱交換器の最適化の可能性を確認するために不可欠です。継続的な監視と文書化を通して、時間の経過とともに変化が検出されます。
検査範囲:
- 冷却管(冷却水側)
- 細管内面(チューブシート含む)
明らかになるのは:
- 熱交換器の状態
- ファウリングの度合い
- 洗浄ボールの分布
- 閉塞箇所
流量測定:
超音波は、
- 冷却水設備の水力学的設計に用いられる
- 熱力学的な経済性の考察に用いられる
- システム停止時の診断機器として利用される
精度の高い測定方法です。
カーボランダムボールを使った洗浄:
目的:
- 硬質スケールの除去
- 炭酸カルシウム(CaCO3)やフジツボ等
- 腐食生成物の除去
- 損傷した保護皮膜の除去
- 細管表面を滑らかにするため
銅合金の細管へのカーボランダムボールの使用は、タプロゲの推奨時のみ。また、カーボランダムボールの推奨使用期間には制限があります。
保護皮膜:
最適な熱伝導には、細管内面が汚損のない状態であること、また腐食からの保護皮膜はできるだけ薄く形成されていることが重要です。
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