タプロゲライフエクステンション
将来への投資: 既設タプロゲシステムのモダ二ゼーション
未来のマーケットは柔軟性を必要とします。しかし、多くの場合、新しい建物を建てるだけで容易に生産能力を拡張できるわけではありません。既存のシステムの稼働寿命を延ばすことにより、生産量の拡大を図ることはひとつ手段となります。
技術の進歩により、30年から50年といわれる設備の寿命でも同様の課題が見えます。システムの長寿命化が効果的です。タプロゲが開発したソリューションは、完全な新規投資が必要ではないため、事業主にコスト面での利点をもたらします。
コントロールパネルの改良
PLC技術を使った制御方式が世界で広く受け入れられるようになりました。タプロゲでは、リレー技術を用いた古い方式をからプログラム可能なシーケンス制御方式への変更を提案します。
メリット:
- 省スペースでよりコンパクトな制御盤
- 電気的接点を減らすことでトラブルシューティングが容易になり、不具合事象が減る
- プログラム変更の容易性が向上
- プログラム可能なタイムスイッチなどによる信頼性の向上
- データ転送による中央制御室でのシステム制御機能統合への対応
- ディスプレイ上で視覚による確認ができるステイタスとプログラム変更
- 専任担当者による長時間の再プログラミングが不要となった設定修正
- コントロールルーム(中央制御室)への接続
捕集器 HE型/MF型改造
1950年代初頭のタプロゲ式洗浄装置の発明以来、タプロゲは、世界中の80か国以上に口径100mmから口径4,200mmまでの捕集器HE型を数多く設置してきました。
その後も捕集器の改良が重ねられました。目標は、装置の技術的な複雑さを減らし、マクロファウリングに対して頑丈にすることでした。そして、こんにちのスタンダードとなったD2型の開発に繋がりました。
第一世代の捕集器をお使いのお客様が、新しいD2型に移行することを叶えるために、タプロゲはHE型/MF型改造を可能にしました。本質的にHE型/MF型捕集器の改造は、これまでのHE型の内部構造の多くを排除し、それらを洗浄ボールを抽出するための単純で固定され、かつ流体力学的に最適化されたデバイスに置き換えることです。その際の変更はポンプ性能の向上を必要としません。
HE型/MF型改造で、オペレータは大幅に低い投資コストで最新のD2型テクノロジーのメリットを実現することができます。
更なるメリット:
- マクロファウリングによるストレーナの損傷が大幅に減少
- 洗浄ボールの循環改善により、ボール損失原因の排除と運用面の利点向上
- メンテナンスコストの削減
- これまで冷却水中にあった可動部品を不要としたことにより、スペアパーツの必要量を大幅に削減
TB型/MF型フィルタ改造
1967年、タプロゲは発電所の冷却水循環におけるマクロファウリングを自動的に除去するためのソリューション提供を始めました。TB型フィルタです。このフィルタは、市場に歓迎され広く受け入れられました。
このフィルタは世界中に700台以上が設置されました。
冷却水濾過の技術的性能向上における、タプロゲのもう一つのマイルストーンは、PR-BW(Pressure-Relieved Back Wash)技術の開発です。この技術は現在世界基準になっています。
TBフィルタをお使いのお客様が、既存の設置場所要件を考慮しながらも性能向上を可能にしていただくために、TB型/MF型フィルタ改造を開発しました。標準化された方法で、6つの簡単な手順で実装できます。
この改造の主なメリット:
- 既存のTBフィルタ胴にTB/MF変換キットを取り付けることで投資コストを削減
- 性能の向上(異物除去能力が最大30倍に)
- 特定の季節の激しい暴風雨、洪水などの「最悪のシナリオ」に対するフィルタの安全面での耐性向上
- 予備洗浄から保護対象の熱交換機までの洗浄プロセス全体の最適化
お問い合わせ先: spares@taprogge.de